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北海道における、市町村営バスが市町村外まで運行している事例

2013年4月1日現在の情報です。ダイヤ改正の対応は必ずしも行えるとは限りません。実際にご旅行の際は、運行事業者に時刻を確認されることを強く推奨いたします。

きっかけ

そもそものきっかけは2010年10月に、佐呂間町が町外から乗り入れる路線バスへの補助金を打ち切り、町内の路線を町内完結のスクールバス+曜日限定の町外連絡バスで代替したことで、公共交通機関のみで外部から佐呂間町に入れる手段が極端に限定されてしまったことである。

その後、2013年4月に中央バスが花月砂川線(滝川-新十津川-砂川)を廃止するにあたり、代替交通が新十津川-砂川で設定されることになったのだが、その路線を利用するのに事前登録が必要+現金払い非対応(回数券のみ)という、外部の利用者(旅行者とか)にとって非常に使いにくいシステムなのである。

ということで、市町村営バス(市町村からの受託路線で、元のバス事業者から地元事業者に移管されたケースも含む)が市町村外まで運行するバスを集めてみた。

路線一覧

  • 2013年4月1日現在
  • 私の記憶に基づいて書いているので、たぶん路線すべてを網羅できてはいませんし、間違ってるかもしれません。
  • 「学校休校日」は、土日・祝日+夏休み+冬休み+春休みを指します。「学校登校日」はそれ以外です。
  • 利用時に注意が必要な事項は太字で示してあります(平日のみ運行、予約制など)。
  • ※は、町外運行区間が極端に短い事例を示します。

  道央

運行主体市町村 運行区間 備考
石狩市 石狩市浜益区-新十津川町-滝川市 平日のみ1往復、予約制 参考
石狩市 石狩市浜益区-増毛町(雄冬※) 雄冬発着は週2回のみ・1往復
(ただし、沿岸バスの並行路線あり) 参考
当別町 当別町-江別市 平日のみ4往復 時刻
当別町 当別町-札幌市(あいの里※) 平日8往復・土日祝3往復(ただし、学園都市線が並行) 時刻
長沼町 長沼町-栗山町(栗山駅※) 平日土曜5往復・日祝3往復、予約制 時刻
ニセコ町 ニセコ町-蘭越町(昆布駅周辺※) 予約制、時刻表なし(時刻まで含め予約次第) 参考
新篠津村 月形町※-新篠津村-江別市 学校登校日のみ1日3往復(新篠津-月形は2往復) 時刻
新篠津村 新篠津村-当別町 学校登校日のみ1日2往復 時刻
新篠津村 新篠津村※-岩見沢市 平日10往復・土日祝9往復
町外区間ではなく町内区間が極端に短い 時刻
浦臼町 浦臼町-奈井江町 平日のみ5往復 時刻
新十津川町 新十津川町(徳富地区)-滝川市 平日4往復・土日祝3往復、予約制
要事前登録、回数券のみ扱い 参考
新十津川町 新十津川町-砂川市 平日土曜3往復・日祝2往復、予約制
要事前登録、回数券のみ扱い 時刻
沼田町 沼田町-深川市(多度志) 平日のみ5往復(平日の学校休校日は4往復)
うち日中の2往復は予約制 時刻
沼田町 沼田町-北竜町(碧水) 平日のみ4往復
うち日中の2往復は予約制 時刻
妹背牛町 妹背牛町-秩父別町 学校登校日のみ1日4往復 時刻
占冠村 占冠村-富良野市 1日3往復 時刻
占冠村 占冠村-南富良野町 1日3往復(日曜運休時刻
日高町 日高町-占冠村 1日5往復 時刻

 道東

運行主体市町村 運行区間 備考
湧別町 湧別町(上芭露)-遠軽町 3往復、予約制要事前登録 時刻
湧別町 湧別町(計呂地)-佐呂間町 週2回のみ、2往復、予約制要事前登録 時刻
佐呂間町 佐呂間町-北見市(常呂)-網走市 週1回のみ、1往復、網走からの利用は事前確認推奨 時刻
佐呂間町 佐呂間町-遠軽町 週3回のみ、3往復 時刻
佐呂間町 佐呂間町-北見市 週2回のみ、3往復 時刻

 道南

自分の知る限りではないです。函館バスの路線網がそれなりに残ってるからか?

 道北

自分の知る限りではないです。かつては猿払村営バスが稚内市内まで入っていたのだが、宗谷バスの経路変更で交通が確保されたため廃止。

 参考:市町村合併により市町村外路線から市町村内路線になったケース

運行主体市町村 運行区間 備考
栗沢町 栗沢町-岩見沢市※ 栗沢-朝日(岩見沢市)-万字(栗沢町)・
栗沢-幌向(岩見沢市)の2路線。無料 時刻