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2013.6.13 石田流本組に対して原始棒銀が来たときの対策

今日の天下一将棋会2の対局の反省会。

局面1←局面1

私が先手。だいたいこんな局面だったのだが、私はここで▲7七角と上がった。そうしたら、相手は△7二金・△5二玉の中住まいに構えて、右銀を前線に送り出してこちらの動きを封じてきたのである。自分はここからどう攻めればよいかが分からず、玉を固めることにしたのだが、相手に先制されて飛車を追い回され、よいところなく敗戦。

この局面ではどうするのがよいのだろうか、と思ってBonanza先生に指してみてもらった。

両方Bonanzaで指す
この場合、お互いが玉を固めあってから攻めるという流れになった。
先手Bonanza、後手は私が棒銀で攻める
この場合も、Bonanzaはあくまで玉を固めに▲4八玉としてきた。これに私が△9五歩と攻めると、▲同歩△同銀▲7七角(局面2)で後手の攻めが続かなくなった。
先手Bonanza、後手は私が左銀を使いながら攻める
この場合、Bonanzaは守備体制を整え、後手の角に自身の角が狙われたら初めて▲7七角と上がっていた。

ということで、結論としては

  • 棒銀は石田流本組模様(▲7五歩・▲7六飛・▲6六歩)でも十分受けられる。ただし▲7七角がよい受けになるケースがあるため、本組の▲7七桂は急いではいけない。
  • 攻め急がず、防御体制を整えることを優先する

というところか。

局面2←局面2