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ICカードのチャージが1000円単位な理由の考察

ICカード全盛のこのご時世。

Twitter / のや: JR東日本に希望したいことは、Suicaチャージを100円単位で可能にすることです

http://twitter.com/noya__/statuses/2234481756

Suica含め、多くのICカードはチャージが1000円単位になっている。私がよく利用するWAON、nanaco、Edy、Sapicaもいずれも1000円単位である。

その理由をぐぐってみると、例えば

なぜSuicaは1000円単位でしかチャージできないのですか? - Yahoo!知恵袋

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1311955918?fr=rcmd_chie_detail

のように、システムの都合とか色々な理由が述べられているが、実際一番理由として大きいのは

前払いすることを条件に、ポイントなどのサービスを付与しているのではないか?と考えた。回数券と似た論理である。

例として、毎日のようにICカードで支払いを行い、残高が0に近づいたら1000円ずつチャージする、という利用を考える(オートチャージなど)。

すると、そのICカードに残っている残高は模式的にはこのようになる。

これを見ると、1000円の半分にあたる500円程度の額が、(平均すれば)常にカードにチャージされていることになる。これは言い換えれば、ICカード発行会社に常に500円を預けているのに近いともいえる[1]

ICカード発行会社としては、事前にお金を預かるという利点が受けられ、それに対して利用者にはポイントなどの形で還元を行っている、と私は考えている。


  • [1]もちろん、一部のICカード購入時にかかる保証金(デポジット)とは別の話です。