京成電鉄では来年度の成田新高速鉄道の開業にむけて、さまざまな工事をおこなっている。来春には成田空港駅の整備も完了し、成田新高速鉄道の特急専用ホームが設置される。
[PDF]京成電鉄成田空港線の運賃認可申請について
これらから、新線開通後は
と推測される。予想外れました。
現在、東京都心と成田空港のアクセス改善のため、千葉県の北総鉄道を延伸する形で成田新高速鉄道の建設が進められている。
これに伴い、京成電鉄の東京都心〜成田空港のルートは
の2ルートに分かれる。
しかし現在では、京成電鉄と北総鉄道は別建ての運賃となっており、京成電鉄と北総鉄道が2か所で繋がることに対応したものではない。そのため、京成電鉄・北総鉄道の運賃を何らかの形で調整し、運賃の整合性を取る必要がある。
その方法として、「新線経由の営業キロを、既存線の営業キロに合わせる」ことが考えられる。新線は既存ルートよりも営業キロが短くなるため、事実上の加算運賃として営業キロの嵩上げをするものである。
京成高砂駅〜空港第2ビル駅は、既存線が55.6km、新線が50.4kmである。そこで
運賃の不整合の問題はこれで解決できるが、
という問題もある。
他の案としては、実際の乗車経路に拘わらず、運賃が最も安くなるような経路を通ったとみなして運賃を計算するということも考えられる。しかしこの場合、新線経由で都心〜成田空港を乗車しても、北総鉄道に運賃収入が入らないことになるため、その調整をどうするかという問題がある。